――その巨大な学園都市「聖櫃」の中央には、
天を突く巨大な塔が立っていた。
塔は、金色と銀色の基部と、それをグラマラスに包み込む
透明な超硬質グラスで出来ていた。
300メートルを超えるほどに巨大ではあるが、
例えるならば「ランタン」の姿に等しい。
中央では、紅々とした炎が「聖櫃」の誕生より絶やされることなく輝いている。
それは、この世界の成り立ちに深く関わる、まさしく世界の象徴。
熱さを感じさせない聖なる炎。
「聖櫃」創世の伝説に、聖なる紅炎のランタン有り。
選ばれし青年神父の手によりその炎が灯るとき、
シスターは最強の御使いへと転身を遂げる―― |
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